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ALCBANE roll out!

とはいえ、10月23日に、発売して久しいアルクベイン2巻です。
内容に対して思うところがありすぎて、
原稿が終わるまで日記にかかれずにいました。

たかしげ宙様、衣谷遊先生、各関係者様大変申し訳ありませんでした。

 
 
ファイル 19-1.jpg

 
「ヒーロークロスライン」の中核となる
宇宙規模の量子変動現象「オルタレイションバースト」当日から、
異能力者が世に溢れ出した世界。

ノッカーズにならなかった台場巽こと「アルクベイン」と
半分ノッカーズのような量子コンピューター「SPARC」が
事件に巻き込まれ、または首を突っ込み解決し、
分かり易く世界観を説明してくれる中心的な作品です。
 
青の橘花本編で
「で、オルタレイションバーストってなんよ?」とおっしゃる諸兄々は
是非手にとって頂ければ、と思います。

そして
個人的な圧巻は2巻の最終エピソード
「デミアジウム①」にて
橘花のお父さんが登場している件であります!
 
 
続き

さて、どこから話していいものやら…

おそらくきっかけは
コスモXショー観覧の打ち上げにて、たかしげさんが高田に話してくれた
「クロスしようぜ」というお言葉からでありました。

そのとき高田は、
いつもの焼酎のつもりで40度の泡盛を水のように飲んでしまい
10年ぶりに頭の悪い酔いかたをしていた時だったので、
頭の片隅では「大物作家が若造をおちょくってるんだな」と
大変卑屈な思いでありました。

東京から帰って数日、よくよく考えてみたら
たかしげさんは果てしなくシラフだったことを思い出し。
改めてこちらからお願い申し上げた次第であります。
 
 
 

いや…

 
 
 
 
 
 
 

だって…
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
あのたかしげ宙ですよ??
 
 
 
 
 
 
 
 

 
           r'丁´ ̄ ̄ ̄ ̄`7¬‐,-、           /
        r'| |          |  |/  >、     /
        ! | |          |  |レ'´/|       |   待 て
        | | |   /\   |  |l  /⊂う    |
        | | |__∠∠ヽ_\ |  リ /  j     ヽ   あ わ て る な
        |´ ̄   O   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`!      〉
        l'"´ ̄ ̄ヾ'"´ ̄ ̄`ヾ::幵ー{       /   こ れ は 孔 明 の 罠 だ
        ⊥,,,,,_、    ___,,,,,ヾ| l::::::|      |
         lヾ´ f}`7   ヘ´fj ̄フ  | l::i'⌒i    |    そ ん な 事 は 無 理 だ
         l ,.ゝ‐イ    `‐=ニ、i | l´ ( }    ヽ
         l     {         U | l 、_ノ    ∠ヘ
        l   / ̄  ''ヽ、   | l ヽ_       \,_________
           !  ハ´ ̄ ̄ ̄`ト、  |亅〃/\
        ,人 f ´ ̄ ̄ ̄``ヾ  j ,!// {_っ )、
      // `ト、__iiiii______,レ'‐'//  _,/ /スァ-、
    ,.イl{ { 々 !/´しllllト、 ̄`ヽ、 // /´,.-、 /彑ゝ-{スァ-、
  ,.イ彑l l > ゞ く l 〃 l|ハ.lヽ、 ハVゝヽ二ノ/ゝ-{、彑ゝ-{、彑ァ-、
,.イ彑ゝ-'l l ( (,) レシ′   !l `ソァ'´    _ノ7{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑{
ュゝ-{、彑l l  ` -イヘ      !l // /⌒ヽヾ/_ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、
 {、彑ゝ-'l l f⌒Yハ ',    !l/ / ヽ_う ノ /-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ
彑ゝ-{、彑l l{ に!小 ヽ   /!l /   ,/ /彑ゝ-{、彑ゝ-{、彑ゝ-{、

ただでも猜疑心の強い最低の人間、高田ですから
「俺を騙してるんだな!クロスだと浮かれている俺を
仕事場のどこかにある隠しカメラで笑っているんだな!」と
そんな気分ではあったのですが。
 
AAがずれてることも気にならないくらいのことであります。

普段たかしげさんは、
skypeごしに伊集院光のラジオについてアホな会話を繰り広げてくれるオジ様で。
自分も必要以上に失礼なツッコミを入れたりしてしまうので、一瞬麻痺してしまいますが、
実際は雲の上の存在なのです。

 

 
御大はまず「直方の空気を知りたい」と、取材のため福岡に上陸。
そこからして作家としてのスタンスが濃いというか。

何もない場所で熊のような男(自分)に案内され
女っ気ゼロの状態で本当に申し訳ありませんでした。
そのとき、仕事を潰してまで筑豊案内を買って出てくれた村上チヒロさん。
なんだかんだあって無計画な高田のせいで、
3日も費やしてしまうという体たらくで大変申し訳ありませんでした!

 

でもおかげさまで濃い取材を出来たと思います。(高田的には)
それこそ史実を元にした、炭坑漫画を一つ描けるんじゃないかというくらい。
(このことについては、後日時間があったら日記に書きたいと思います)
 
 
 


とにかく同時進行、ということで「何か凝ったことをせな」と
無い脳味噌を捻る高田。
相手は「レイズマンゼロ」で、
出月先生と歴史に残る濃いクロスワールドを展開したたかしげさんですから
こちとら大船に乗ったつもりでいるのですが、
果たして泥船担当の高田、どうなることやら…。

 
実はあの後、あんなキャラとこんなキャラが絡んで展開、という熱い展開になっているのですが
ここではまだ情報が出せない、というじれったさ。
そして、最早制作者の一部となっているのに、完全にアルクベインを読者として楽しんでいる高田と
「俺のキャラが浮いてはいまいか」という高田がせめぎ合い、
いつもモヤモヤしている次第であります。

走り回りたいほど嬉しいのですが、胃が痛い不思議な状況です。

 
 
 
 

そして作画担当はかの衣谷遊先生。
「エンジェルパラダイム」(エンジェルアーム)以来
その圧倒的な画力はもちろんのこと、
「戦う女の子」の格好良さで多大なる影響を与えてくれた
偉大なる大先輩であります。

ぶっちゃけティカの模写とかたくさんしました(*^-^*)
「神さまのつくりかた。」の小春の原点はそこにあるのかもしれません。

衣谷先生と初めてお会いしたのが10年前のエニックスの謝恩会で。
衣谷先生はそのときも今も、ずっとこの小汚い男に優しく接してくれるイケメンだったりもします。

その時からずっと漫画を描いて生活をしているのですが、
アルクベインの作画密度を目の当たりにするに当たり、
衣谷先生の背中がまだまだ遠いことを思い知らされます。
 
 
 
そして、
アルクベインの横に立たせるにはあまりにも微妙な拙作、睦郎のデザインですが…
本当にごめんなさい、そしてありがとうございます!
 
 
 
 

最新号では橘花6歳の姿が登場し。
「ああ、明日俺死ぬんだな」
というくらいの信じられない状況ではありますがw
橘花のクロスが完了するまではまだまだ頑張らねばなりません。

 
 

なんともまとまりのない文章ではありますが、
以上を持ちましてアルクベインの紹介文とさせて頂きます。
ご静聴ありがとうございました。